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腎臓の働きとは
- 老廃物を体から取り除く
- 血圧を調節する
- 血液をつくる
- 体液量、イオンバランスを調節する
- ビタミンDの活性化（強い骨をつくる）
末期腎不全になると腎臓の働きが極度に悪くなり老廃物や毒素が体に蓄積され、体が正常に保てなくなり生命維持が出来なくなるので、人工透析か腎移植が必要になります。
＊当院では週3回1回に付き4時間の人工透析を基本としていますが、患者様の状態により、個々に合わせた人工透析を行っています。
当院ではプライミング（回路内洗浄）・補液・返血は全て清浄化された透析液で行っております。
①オンラインHDF
DCS-100NX
HDFは、HD（血液透析）とHF（血液濾過）の長所を生かし、短所を補った血液浄化法です。
長期透析による合併症のアミロイドーシスはβ2-ミクログロブリンという物質が関節や骨に沈着して神経を圧迫し、しびれや痛みが出現する症例で、HDFはHDに比べβ2-ミクログロブリン、サイトカイン、ホモシステイン、補体D因子など分子量の大きな物質の除去に優れています。
さらにオンラインHDFの場合、透析液が非常に高度に洗浄化されているためエンドトキシンの生体内流入による炎症性サイトカインの誘導もないためアミロイドーシスの進行の予防、貧血ならびに栄養障害の改善、循環動態の安定化、動脈硬化の予防、生命予後の改善などが報告されています。
②I-HDF
IHDFとはintermittentinfusion（間歇補充型）HDFといい、超純粋透析液から作成されるオンライン補充液を予め設定された間隔で注入します。その後、次の補液までの間に（元の）除水速度にプラスして、注入した補液と同量の除水を行う透析方法です。
効果として末梢循環改善ならびに、透析中の血圧の安定効果、逆濾過による透析膜の洗浄効果（膜の目詰まり、ファウリングの抑制）により溶質（毒素）除去率の亢進が期待されます。
透析治療では1回当たり約140L前後の透析液を使用します。その透析液に含まれる微量なエンドトキシン(細菌毒)の血液混入は様々な合併症の原因になるといわれており、長期間透析治療を受けていただく間にその不純物が微量でも体内に入り込まないようにしなければなりません。
当院では清浄化されたクリーンな透析液を供給する為に、日々の水質管理などを実施し、フィルターを通して透析液をきれいにする供給装置用ETRF（微ET）と、すべての患者様の透析装置にコンソール用ETRF（EF-02）を2台装着し定められた期間内に全台交換しています。
更に透析液の清浄度を確認するため､エンドトキシン測定と細菌検査を毎週院内で実施し、より検査の信頼性を高める為、外部検査機関にも同様の検査を依頼し、常に安定した（関連学会が定める管理基準を満たした）透析液を供給しています。
LDLアフェレーシス療法
MA-03
LDLアフェレーシスとは、血中のLDLコレステロール（悪玉コレステロール）を取り除いて体内に戻す治療です。
吸着器によりLDLコレステロールを取り除き、血液の流れを良くすることが目的です。
従来の薬物療法や外科的治療が困難な場合に適応されます。LDLアフェレーシスの効果は、LDLコレステロールの吸着除去だけではなく、血流増加につながるNOやブラジキニンの産生、炎症の抑制、血管内皮機能の改善など、微小循環を改善し、側副血行路形成に寄与する多面的な作用によるものと考えられています。
当院では、動脈硬化により手や足に十分な血液が流れなくなる閉塞性動脈硬化症・下肢への血行が障害されている患者様に実施しています。
光線療法（フィラピー）
ＴＹ-101Ｆ
・特定波長の赤外線を用いた光線療法
・シャントケア・ＰＡＤに対する有用性
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院内処方をしており定期薬は1週間分ずつお渡ししています。
患者様に合わせた服薬管理を行っております。
ペンレス・ユーパッチを穿刺時の疼痛緩和の為に処方しています。
インフルエンザやノロウイルスなど、院内感染の危険性が有る場合は、透析室の一角にある個室で透析を行っています。
当院では除菌・消臭・消毒にプログレスウォーターを使用しています。
プログレスウォーターとは「次亜塩素酸」を中性値（ｐｈ6.5）に安定させることで水溶液中に存在する有効塩素存在率が高まり安全で効果的に利用できる微弱酸性次亜塩素酸水として製品化された水です。
次亜塩素ナトリウム希釈水と同等の抗菌性を持ちながら直接肌に触れても、有人下で噴霧しても安全な除菌消臭水であり、アルコール系より除菌効果が大きくインフルエンザウイルスやノロウイルス、食中毒菌から強い芽胞菌までのほとんどの菌に有効です。
シャープ・プラズマクラスターを患者様待合室・透析室に設置しています。
加湿効果もあり、快適な環境作りを心がけております。